案内もなく回っていたので、レリーフについては良く分からない。たとえ説明を聞いたとしても、ヒンズー教の知識も無いので、 やはりただ眺めているだけになってしまっただろう。ともかく、回廊の壁面にびっしりとレリーフがある。量に圧倒された。 運転手との約束は付近の丘で夕日を見るまでになっている。この丘も頂上は遺跡だった。見渡す限り平坦なジャングルで、 地平線には雲がある。日没は雲にさえぎられてしまったが、遺跡のシルエットが美しかった。 帰路、運転手は明日からの予約を取りつけようと誘ってくる。料金もだんだん下げてくるのだが、車が頂けない。 なにしろメーターが動いていないのだ。スピードもおそらく30キロくらいしか出ない、おそろしくオンボロな中古車だ。これでは 怖くて乗っていられないので、きっぱりと断る。 |
レリーフ | ||