パンコール島へ
朝食は昨夜の中華屋で粥を食べようと思い、頼んだら麺が来ました。指さした看板のメニューをよく見ると「海鮮粉」とあります。粥を言わなければいけなかったのでしょうが、麺でも美味しかったのです。
今日はパンコール島に行くことにしています。イポーからバスで1時間半ほどのルムツからフェリーで渡る小島です。近年マレーシア政府が観光地として開発し人気がある所らしいです。
11時半出発予定のバスは切符を買う段階で11時45分発となり、来たのが12時でした。クアラルンプールからイポー経由の便らしいのです。満員でしたが3列座席の空いている一番前にまた座れました。見ると運転手は時々タバコを吸いながら運転しています。一番前はぶつかったときに危ないので空いているのかなとも気になりました。
ルムツに近づくと乗客のリクエストで何所でも停まります。あげくにはぞろぞろ一般の客が乗ってきました。直行急行便のはずが、どうなっているのでしょう。2時に到着した終点で降りたのは結局数人でした。
すぐ奥のフェリー乗り場に向かうと客引きが寄ってきました。もう少しいてもよさそうなのに、声をかけてきたのは一人だけでした。泊まるホテルのあてもないので話を聞きます。120を95に値引きすると言う。2泊だと180まで引く。もっと値切ると山側の部屋になるとしぶとい。せっかく島に行くのだからと思い海側の部屋を頼みました。
フェリーに乗ると地元の人ばかりで観光客らしい人は見かけません。
ともかく教えてもらった二つ目の船着き場で降りてタクシーに乗ります。小さな島なので10分も走らないで島の反対側のホテルに着きます。いつものようなゲストハウスです。一応冷房もありきれいな部屋でテラスからは通りを越えて向こうに海が見えます。泊り客はいるようですが静かなものです。
散歩がてら歩いてみるとボートに乗れと勧誘をされました。でもあまりしつこく誘わないのがローカルな雰囲気です。浜は白くきれいですが海は濁っています。マレー半島の東側に行かないときれいな海は見られないと聞きました。
海岸沿いの道の海側に店屋が10軒ほどあり反対側はゲストハウスが並ぶ小さな集落です。
西向きなので夕日が眺められるかもと思い待ちました。雲がちょうど水平線の上で途切れていて、きれいな夕日が沈んで行くをゆっくりと見続けました。
さて夕食と思い飲食店を見ると店じまいをしています。朝7時から夜7時まで、すなわち日が昇る時間から沈む時間までが営業時間らしいのです。夕陽の落ちるのをゆっくり眺めていては晩御飯にありつけないのです。しかたがないのでカップ麺を買い、お湯を貰おうと受付に頼むと、もうおしまいだそうです。なにがおしまいか分かりませんが、受付の若いお兄さんは親切にもバイクに乗り、友達の家までお湯を貰いに行ってくれました。良く分かりませんが都会と違いみんな親切です。
写真は朝食の看板メニュー、フェリー、テラスから、夕日、浜辺