孫と対面

イギリス在住の次女に8月女の子が生まれました。
様子はラインやスカイプなどで連絡を取り合っているので安心ですが、まずはご対面にと妻と一緒に出かけました。
娘はウインザーに住んでいます。あのウインザー城のあるところでロンドンの郊外です。
今回はウインザーだけにいて、娘の家で過ごしました。
毎日持ってきた食材で和食を作ったり、孫の面倒を見たりといったところです。

孫はおとなしくあまり手がかからないようですが、娘にとっては初めての育児で旦那さんも協力して付きっきりで世話をしていました。
孫の可愛さは言うまでもないのですが、イギリスでもう10年も暮らし、結婚して子供まで生んだ娘に感慨を覚えました。

イギリスでのお産は一日で退院して、あとは看護士さんが訪問して育児相談に乗ってくれるようです。初めてのお産で分からないことはネットで調べたそうで大変だったと思います。
イギリスで生まれた子供の国籍は通常血統主義で、旦那さんも日本人のため日本になるのですが、娘は永住権を持っているので孫はイギリス国籍も取得できるそうです。日本との二重国籍は成人になるとき選べるらしいです。

滞在中気温は25度くらいの乾いた気候で、暑い日本からは避暑に来たような気分でした。

準備

今年の2月に娘から赤ちゃんが8月に生まれると聞いて、会いに行くことを決めて航空チケットを調べてみました。予定は8月末から12日間です。
夏休みでもありチケットは高めなのでマイレージを使い行くことにしました。
行きは全日空でフランクフルト乗り換え、ルフトハンザでロンドン。帰りは中華航空で北京乗り換え、全日空で成田の行程です。乗り換えは避けたかったのですが、やむを得ません。
マイル利用では燃料サーチャージがないらしいのも、今回インターネットで予約して初めて気付きました。

さて持っていく荷物ですが、リクエストは和食の食料品などです。
買い物をして追加でこれもとまとめてみると20キロを超え、かなりの量になりました。旅行バッグに詰めるとそれだけで一杯になってしまいます。
そこで大きな段ボール箱を買ってきて詰め替え預けることにしました。
残りは衣類などでちょうど制限重量程に収まりました。

段ボールもあり、いつもはバスや電車で成田まで行くのを、今回は車で行くことにしました。成田の駐車場はネットで予約して出かけました。

そのほか、この機会に携帯をスマホに替えました
ノートパソコンを持っていきますが、スマホのソフトのラインを利用して無料電話を利用してみたかったのです。これはフランクフルト空港で成功してロンドンの娘と電話できましたが、肝心のヒースローではWiFiにうまく繋げず、課題が残りました。

ウインザー城周辺

来てみてしばらくすると、孫の世話は女性陣がしていて手持無沙汰です。
観光に来たわけでないとくぎを刺され、来る前はロンドンにも行こうとか思っていましたが、すっかりその気も失せました。
それでも近所には面白い所があり毎日食材の買いだしのついでに見て回りました。
家からウインザー城までは歩いて10分ほどで、お城が見える賑やかな所にスーパー「ウェイトローズ」があります。テスコなどよりは高級で買い物袋には皇室御用達のマークもついているスーパーです。

ウインザー城には二度ほど入ってみました。
入場料は16ポンドで2,000円以上もしますが、年間パスをもらったので無料で入れました。ちなみに有料で一度入り、スタンプを押してもらうと年間入場券となるそうです。
女王のお気に入りで週末はよく滞在しているそうです。












ウインザー城からまっすぐ南に一直線に続くロングウオークと呼ばれる道があります。
左右は芝生の公園で子供連れなどがのんびり座っていたりします。 歩行者以外は通行禁止で例外は乳母車とお城関係の車だそうです。
ジョージ４世門からまっすぐにスノー・ヒルに立つジョージ３世の騎馬像まで約5キロあるそうです。
ある朝散歩がてらこの騎馬像まで行ってみることにしました。 小1時間も歩いてたどり着いた騎馬像からははるかに小さくお城が見えます。 往復2時間。この日は結構な運動をしてしまいました。

イートン校とテムズ川

またウインザーの名物にはイートン校があります。
パブリックスクールでイギリスのエリ−ト養成校です。いまの王室王子たちも卒業しています。
ウインザー城をはさんでロングウオークと反対側に行くとテムズ川が流れています。橋を渡りしばらく歩くとイートン校に着きます。
この途中のハイストリートは古い建物が並び素敵な通りでした

見学ツアーがあり建物の中に入れます。このツアーに参加してみました。
英語の案内はよくわからないものの、英国史に出てくる偉人や政治家を輩出して何だかもの凄そうな学校とだけは感じました。
夏休みで生徒はいませんでしたが、生徒の姿を一度は拝んでみたいものです。

そう言えばウインザーはヒースロー空港に近いせいか、飛行機が頻繁に飛んでいて日中はうるさく感じました。
写真のお城の上にも二機とんでいます。

便利になったデジタル

旅行にはスマホを持っていき、便利さに驚きました。
無料のソフトラインで電話ができたことを始め、手軽に写真を撮ったものがパソコンに同期されて保存されているのです。
また現地時間に時計を合わせてくれるので、これも便利でした。
iPhoneは仕様が同じで言語だけ日本語なので、グーグルの地図などはイギリスなのに日本語で表記されていました。
パソコンでインターネットを見ていて面白かったのは、グーグルのトップ画面で英語版の案内が出たり、ホームページの広告でイギリス在住向けの広告が表示されてきたことです。
多分接続している環境によるのでしょうが、日本に帰ってきたらYahooから「普段と違う環境で接続していた」とご注意がきました。
いやはや、 生まれた孫が成人するころはどんな時代になっていることでしょう。
平和で科学の進歩を享受できる世の中を祈るばかりです。