2013年熊野を巡る

熊野古道が世界遺産に登録されたのは2004年です。
熊野古道という名前も意識せず車で紀伊半島を回ったのは今から20年以上も前になります。 亡くなった父と一緒に旅をした思い出のルートです。
再び熊野へ行こうと思いたち、調べて見ると世界遺産の範囲は広く焦点が絞れません。
結局高野山から龍神温泉、田辺と南下して中辺路を見、海沿いに潮岬、那智大社、熊野本宮大社、熊野速玉大社ついでに式年遷宮の伊勢神宮も巡る相変わらず忙しい旅となりました。
20年前のちょうど逆回りです。

熊野古道
高野山へ


柿の葉寿司の製造元
まずは奈良から高野山へと向かいます。
残念ながら久しぶりの奈良も飛鳥も今回はパスです。
五条、橋本を経て九度山町で昼食の柿の葉寿司を買いたいと思い、売っている所を聞いて訪ねました。お店かと思って行くとそこは柿の葉寿司を作っている製造所での直売でした。

九度山町で買った柿もミカンも大変おいしかったです。
旅行の途中でその土地の美味しいものを買って食べるのは大変楽しいものです。


買い物をすませて高野山へと車を向けます。こんな山道だったかなと記憶のあやふやさを再確認しながらのドライブです。車の往来はあまりありません。
山を登りきると賑やかな街並みが突然現れてきます。
街中を抜けて奥ノ院の駐車場に車を停め参拝します。豊臣秀吉はじめいろいろな人の墓が並んでいます。
入り口から奥の院まで参拝客は多く、関西弁の会話が耳に入ります。
それでも参道の両脇は大きな杉の木も並びなんだか厳かな気分になります。


奥の院入り口

豊臣秀吉の墓所

浅野内匠頭墓所

奥の院

参拝を終えて次は龍神温泉へと向かいます。紀伊半島の背骨を抜けて行きますが、山道は行きかう車も無く快適です。
龍神温泉は美人の湯だそうです。前に来た時は温泉に入りましたが、今回は素通りで白浜へと向かいます。


吉野の山並みを望む

途中滝尻王子で中辺路の出発点を見ました。
熊野への参拝ルートを辺路(へじ)と言うそうです。
王子と言う名も面白く、皇族・貴人の熊野詣に際して先達を務めた熊野修験道の行者が祀った熊野本宮大社に対する支社(神社)のことらしいのですが、行者を守護する神仏が、童子(王子)の姿で現れることが多いので、祀られている神のことを王子と言いその名になったともあります。

滝尻王子

中辺路の出発点

南紀

夕刻田辺を経て白浜に到着。ここでゆっくりと温泉に浸かりました。

海岸へ到着

南紀の海岸

翌日は潮岬をめざし海岸線を巡ります。
串本から潮岬を回り向かいの大島へと橋を渡ります。先端のトルコ軍艦遭難の碑を見てまた海岸線に戻り、橋杭岩を見て那智大社と那智の滝へと向かいます。

潮岬灯台

大島から対岸を


トルコ軍艦遭難の碑

橋杭岩

熊野三山

那智の駅のあたりで左折して海岸線から内陸へと向かいます。 途中大門坂の熊野古道を少し歩き雰囲気だけを味わいました。

熊野古道入り口

那智大社


青岸渡寺

那智の滝

更に熊野本宮大社へと向かいます。
ここは修復中のため本殿は覆われて見えませんが、高野山と同様こんな山の中によくもまあと驚くような街並みが現れました。

熊野本宮大社

修理中で残念

さて翌日は熊野三山のもうひとつ熊野速玉神社を参拝して三重県へと北上します。
朝のうちは良い天気でしたが次第に雲が出て 花窟神社から見る七里御浜も遠くはかすんできました。
天気予報では台風が近づいているようです。

熊野速玉大社

花窟神社


ご神体は巨岩

七里御浜

伊勢神宮

尾鷲を経て伊勢へ向かいます。高速道路ができているので市街地はほとんど通りません。早いので便利ですが、山の中を通る高速道路は味気ないです。
伊勢神宮は今年式年とかで凄く混んでいました。
参道の通りは人ごみがラッシュのようです。それも観光の一つだと本殿へと向かいます。以外に歩き参拝しました。記憶ではもっと短かったと思いますが、大した広さなんですね。

神社へと人ごみ

伊勢神宮内宮本殿

後は台風に追いかけられるように帰ってきました。

熊野、伊勢は神話が物語る古代が現代に何か伝えようと謎の姿を垣間見せる感がします。 今まで訪れた出雲や大分の宇佐八幡宮でも同じ感を覚えました。
まあ信仰心は持ち合わせていないので、歴史、民俗学的な興味で改めて古墳時代以降平安初期までの日本的精神の成り立ちを勉強してみたいと思います。


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