8時40分のシルクエアーでアンコールワットのあるシェムリアップに出発するため、6時過ぎにホテルを出た。
空港に早く着いたのでビザ用の写真を撮ってもらう。3枚で7ドルだった。1時間ほどの飛行でシェムリアップ空港に到着。
降りた乗客はぞろぞろと歩いて空港ビルに向かう。ビザ申請の列に並び、入国手続きをしてようやく外に出る。ビザ代は20ドルだった。
ホテルの客引きが一斉に声をかけてくる。と言っても少し離れた、多分そこまでしか入れないラインに皆並んでホテル名のプラカードを振っている。
ホテルはまだ決めていなかったが、タケオハウスと言うゲストハウスに泊まってみたかった。見渡したところタケオハウスの名前はない。
しばらく眺めてから「タケオハウス?」と一声かけると、慌ててポケットから名刺を探し、我こそ実はタケオの専属とばかり群がってきた。
適当に目の合った運転手に連れられ街に向かった。タケオハウスはあいにく満員で明日からの予約をして、すぐ裏の紹介されたゲストハウスに
ひとまず泊まることになった。連れてきてくれた運転手はこれからアンコールワットに案内すると言う。お互い片言の英語で、ともかくアンコールワットに連れていってもらう事にする。
10USドルの約束だ。カンボジアではもっぱらUSドルが通用していて、観光客は現地のリエルを使うチャンスはまずない。4000リエルが1USドルなのだから、両替したらどんな厚さ
になるのか想像もつかない。リエルは1ドル以下の補助貨幣の扱いだ。
アンコールワットは街から少し離れていて、観光客は途中の検問所を通らなければならない。3日通し券を40ドルで買う。
いよいよアンコールワットだ。長い参道を汗をかきながら歩いていく。シンガポールとは違って南国の青い空が広がっている。日本人の観光客も結構目に付く。
順路に従い、中央塔の急な階段をてすりにつかまりよじ登り、周囲の景色を眺めた。